大腸がんですが、障害年金を受けられる可能性は有りますか?
Q ご相談
大腸がんですが、障害年金を受けられる可能性は有りますか?
外回り関係の自営業。現在69歳です。
2009年 手術を受けて、人工肛門(ストーマ)になる。
2013年 自力での排尿が困難となり、カテーテルによる導尿となる。
2013年 がんの影響で足が不自由となり、外回りの活動を中止せざるを得ない状況となる。
現在、日常生活は介添え無しに過ごしていますが、杖に頼らないと、歩行も困難をきたす状態です。
外回りも出来なくなり、収入減も大いに考えられますので今回、問い合わせてさせて頂きました。
回答、よろしくお願いいたします。
A 答え
この度はお問合せいただき、ありがとうございます。
障害年金には大きく分けて二つの請求方法があります。一つは認定日請求といい、初診日から1年6カ月経った時点で請求を行う方法であり、もう一つは事後重症請求といい、初診日から1年6カ月を超え65歳までの任意の時点で請求を行う方法になります。
障害年金の給付内容は、症状の重い順に1級から3級までの3段階に分かれており、こちらの等級は初診日時点で加入していた年金制度(国民年金または厚生(共済)年金)に関係してきます。
なお、3級の障害年金については、初診日に厚生年金に加入していた方に限られます。
今回、いただいた経緯より大腸がんという同一の病気が少しずつ進行し、ストーマ装着からカテーテルによる自己導尿という経過を辿っていると推察されます。
症状的にはストーマの装着時点で障害年金3級相当、その後自己導尿を実施した時点で障害年金2級相当の可能性が高いのですが、現在既に65歳を過ぎていますので、可能性としては前述の認定日請求のみ行える可能性がありますが、仮に請求を行ったとしても実質的なメリットは少ないと思われます。
理由としては、既にご相談者様は老齢年金を受給されていることが予想され、仮に障害年金の認定日請求を行い認められたとしても、現在受給中の老齢年金にそのまま上乗せされる訳ではないため、年金額が大幅に増えるといったことは考えられないためです。
あくまでもいただいた文面の状況から推察した回答のため、簡易的な回答内容となり恐縮ですが、少しでもご参考になれば幸いです。
末筆ではございますが、ご多幸を祈念いたします。
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