双極性感情障害で障害基礎年金2級に認定、年間約83万円の支給が決定したケース
傷病名:双極性感情障害
決定した年金の種類と等級:障害基礎年金2級
年間受給額:約83万円
請求の種類:事後重症請求
受給決定までの期間:約2か月

1.相談時の状況
相談者は中学3年生だった平成23年頃より、気分の波が激しくなり、イライラや落ち込みの症状から学校に通えない状況が続いていました。平成30年頃には衝動的に自殺を図るまでに悪化し、精神的に非常に不安定な状態に。
衝動性の強さから両親が住む北海道に身を寄せましたが、その後も転職を繰り返し、気分の高揚時には過剰服薬や再度の自殺未遂を起こしてしまうなど、生活の安定を保つことが困難な状況が続いていました。
結婚と離婚を経験された後も、衝動的な言動が落ち着かず、再び実家に戻り、ご両親の支援のもとで生活を送られていました。相談時点では働ける状態ではなく、経済的な不安を解消し、治療に集中できるようにするため、障害年金の申請を希望されました。
2.相談から請求までのサポート
診断書は通院していた病院に依頼した後、相談者は体調悪化により別の病院へ入院されましたが、診断書はもともと依頼していた通院先の病院で作成いただきました。診断書の準備が整う前に、当事務所では病歴・就労状況等申立書の作成に着手。
引っ越しや転院を何度も繰り返していたため、各時期の症状や生活状況を丁寧にヒアリングし、事実に基づいた内容を詳細に整理しました。 また、完成した診断書の内容が実際の状態よりも軽く記載されている印象があったため、ご本人に直接病院と相談していただき、必要に応じて記載内容の見直しも行いました。
ご本人が入院された際は、ご主人とも密に連携をとり、状況の確認や意思決定の支援を行いながら、申請手続きを丁寧に進めました。
3.審査結果
申請の結果、およそ3か月で双極性感情障害による障害基礎年金2級が認定され、年間約83万円の支給が決定しました。これにより、相談者は経済的な不安から解放され、安心して療養生活に専念できる環境を整えることができました。
ご本人も受給決定後は安心されたご様子で、今後は安定した生活の中で、少しずつ回復に向けて歩んでいく意欲を見せておられます。


