ダウン症で障害基礎年金1級に認定され、年間約100万円を受給できたケース
傷病名:ダウン症
決定した年金の種類と等級:障害基礎年金1級
年間受給額:約100万円
請求の種類:認定日請求
受給決定までの期間:約1か月

1.相談時の状況
相談者は出生時にダウン症と診断され、幼少期から療育や医療的な支援を受けながら成長してこられました。発語の遅れがあり、成長しても言葉による意思表示が難しかったため、日常の意思疎通は簡単な発語やジェスチャーを交えながら周囲と行っていました。
小・中学校では特別支援教育を受け、学習や生活面での支援を受けながら学校生活を送りましたが、自立した生活は難しく、高校卒業後も常時周囲の見守りが必要な状態が続いていました。現在は生活介護事業所に通所されており、食事や金銭管理、外出、対人関係など多くの場面で家族や支援者の助けを受けながら日常生活を営んでいます。
障害年金の手続きもご本人では困難なため、ご家族が代理で当センターにご相談にいらっしゃいました。
2.相談から請求までのサポート
当センターではまず、初診日の特定と認定日の証明の可否について丁寧にヒアリングと確認を行いました。ダウン症は先天性疾患であり、出生時の診断記録が残っていたため、初診日と障害認定日を明確に証明することができました。
診断書の作成では、医師に対して、相談者の日常生活における困難さや支援の必要性について、具体的かつ丁寧に記載していただくよう依頼しました。特に、「常時の見守りや援助がなければ生活できない状態」であることが正確に伝わるよう、通所先の状況や家庭での支援の様子も文書にまとめて診断書に添える形を取りました。
また、病歴・就労状況等申立書では、幼少期から現在に至るまでの療育・通院・通学歴、そして現在の日常生活における支援状況を詳細に記載し、障害の状態が一貫して重度であることを裏付けました。
3.審査結果
申請から約1か月後、障害基礎年金1級の認定を受けることができ、年間約100万円の受給が決定しました。
ご家族は「これまでの生活にかかる経済的負担が少しでも軽くなった」と安堵されており、今後も安定した支援環境のもとで、相談者が安心して生活を続けていける体制が整いました。


