右被殻出血による肢体麻痺で障害厚生年金1級に認定され、年間約250万円を受給できたケース
傷病名:右被殻出血(脳出血の一種)
決定した年金の種類と等級:障害厚生年金1級
年間受給額:約250万円
請求の種類:認定日請求
受給決定までの期間:約3か月

1.相談時の状況
相談者は会社員として働いていた令和5年に、突如として脳出血(右被殻出血)を発症し、救急搬送されました。発症直後から左半身に重度の麻痺が生じ、長期の入院とリハビリが必要となりました。退院後も麻痺はほとんど改善せず、歩行には常に杖が必要で、屋外では付き添いがなければ移動できない状態が続いています。
日常生活にも大きな支障があり、衣服の着脱・入浴・排泄・調理などの多くを家族の支援に頼らざるを得ない状況でした。体力的にも不安が大きく、医師からも就労継続は困難との判断を受け、退職を余儀なくされました。現在は介護保険や訪問リハビリなどの福祉サービスを利用しながら、自宅で療養生活を送っています。
2.相談から請求までのサポート
ご相談時、発症から初診、入院、リハビリの流れが比較的最近であることから、医療機関との連携もスムーズで、診療録や診断書の取得が可能でした。ただし、肢体障害であるため、障害認定において重要なポイントは「日常生活における具体的な動作状況」をいかに正確に医師へ伝えるかという点でした。
当事務所では、相談者の生活状況を詳細にヒアリングし、具体的な困難事例(着替え、入浴、排泄、調理、屋外移動など)を整理。診断書作成時には、これらの情報をもとに医師への説明資料を作成し、実態に即した内容が伝わるようサポートしました。
また、「病歴・就労状況等申立書」においても、入院・リハビリ歴、症状の経過、家族からの支援内容を丁寧に記載することで、障害の重篤さが正しく伝わるよう工夫しました。
3.審査結果
申請から約3か月後、右被殻出血による左半身麻痺について障害厚生年金1級の認定が下り、年間約250万円(加算分含む)の受給が決定しました。
経済的な不安を抱えていた相談者にとって、障害年金の受給は大きな支えとなりました。現在も専門医の指導のもと、リハビリを継続しながら、福祉サービスを活用して生活を維持されています。


