統合失調症の障害年金-7(遡及請求)
1.発病からご依頼までの状況
15年ほど前に体調不良となり休職。
何とか復帰をしたものの再度体調が悪化し、
現在は入院をしていらっしゃるとのことでした。
現在の状態で障害年金をもらうことが出来るのか話を聞きたいと、
奥様が来所されました。
奥様も仕事をされていて時間がないこと、
初診日がかなり前であることや手続きに自信がないことなどから
当センターにご依頼いただきました。
2.ご依頼からの状況
2-1 初診日証明の取得サポート
初診が15年程前でしたが、カルテが残っていることが判明。
認定日時点での診察も行われているとのことでした。
初診日から認定日まで同じ医療機関に通院していた為、初診日証明ではなく認定日時点での
診断書を書いていただき、遡及での申請を進める事となりました。
2-2 診断書作成のサポート
ご結婚前の症状についてはご相談の時に伺うことが出来なかった為、初診から現在までの症状などを
ご主人の体調の良い時に詳しく聞いていただきました。
それを診断書に的確に反映して頂けるよう資料としてまとめ、
診断書の作成を依頼する際に主治医に渡していただきました。
2-3 申立書の作成
ご主人は入院中であり直接お話を伺うことが出来なかった為、
聞いていただきたいことをヒアリングシートとして奥様にお渡しし、
そこにご記入いただいた内容を基に申立書を作成しました。
3.審査結果
二度にわたり照会事項があったため結果が出るまでに時間がかかりましたが、
書類提出から5か月後に厚生年金2級の証書が届き年間約140万円の受給につながりました。
ただし、遡及分につきましては受給が認められませんでした。