統合失調症の障害年金-1(事後重症)
発病からご依頼までの状況
対人関係の悩みから徐々にメンタル不調を訴えるようになったTさん。
ご家族による来所時点では初診日の特定と保険料の納付要件が厳しく、自力での申請が困難な状況でした。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
当初、初診日とご家族が思われていた日付では保険料の納付要件を満たすことができない状況でした。
ご家族からの詳細な資料とヒアリングの結果、20歳前の学生時代に初診日があることが判明。
担当医師との連絡を密に行い、無事初診日証明を取得することができました。
診断書作成のサポート
初診日の傷病名が神経症であり、そのままでは不支給になる恐れもありました。
統合失調症との因果関係を診断書にしっかりと落とし込むために、事前ヒアリングに基づき書面で主治医の先生へお願い事項を作成致しました。
申立書の作成
ご両親から日常生活状況のヒアリングを実施し、さらに過去の学生時代のエピソードを中心としたレジュメも参考資料として活用いたしました。
年金審査の際、診断書では伝えきれない重要ポイントを詳細に記述した申立書を作成することが出来ました。
審査結果
診断書の内容は充分なものでしたが、初診日について疑義照会が入ることも予想されました。
結果的には予想より早く、受付からわずか1か月程で無事に障害基礎年金1級に認定され、年間約98万円の受給につながりました。
初診日の特定が非常に難しいケースでしたが、ご家族からの詳細なエピソード提供とそれを的確に診断書に反映していただいた主治医の先生のおかげで予想外のスピード受給につながったケースです。