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通院治療による不安神経症の軽快後、断続的に就労するも次第に幻聴を自覚するようになる。再診断の結果、統合失調症と診断され休職期間を経て退職。その後、障害基礎年金の申請を行い2級に認定されたケース

統合失調症による障害年金(事後重症)

1.発病からご依頼までの状況

アルバイトでミスが重なり、人と会話をするだけで泣き出すようになり、夜も眠れない日が続いたため、心療内科を受診。診察の結果、不安神経症と診断されましたが半年間ほど通院したのち症状は軽快したため、一旦終診となりました。

しかしながら、その後も職を転々とし、幻聴のようなものを自覚するようになり、仕事も手に付かないほどの状態になってきたため、改めて精神科を受診したところ、統合失調症と診断されました。

その後、障害者雇用枠で、理解のある上司の下、無理のない範囲で仕事をしていましたが、その上司が異動になり、以前のように配慮を受けられなくなったこともあり症状が悪化。休職期間を経てなんとか復帰したものの、すぐに休みがちになり、最終的には退職となりました。

将来を案じ、気持ちがふさぎ込んでいたところ、ご家族から障害年金の話を聞き、申請してみたいという気持ちになったものの、ご自身で動く気力はなく、ご家族を通じて当センターへご依頼となりました。

2.ご依頼からの状況

2-1 初診日証明の取得サポート

初診の医療機関へ問い合わせたところ、カルテが保管されていたため、スムーズに取得することが出来ました。

2-2 診断書作成のサポート

医療機関への診断書作成依頼にあたっては、ご家族よりヒアリングした内容をもとに作成した参照資料を診断書に添付し、受診の際にご本人様より主治医にお渡し頂きました。

2-3 申立書の作成

初回面談前にお送りしていた受診状況に関するシートを詳細にご記入頂いており、実際の面談の際には、記載いただいたシート内容を項目ごとに丁寧にヒアリングさせていただきました。

このため、診断書だけでは上手く伝えることが難しい具体的な日常生活状況について、病歴・就労状況等申立書を通してしっかりと主張することを心掛けました。

3.審査結果

障害年金の申請書類を提出してからおよそ2か月で障害基礎年金2級に認定され、年間約78万円の受給につながりました。