パーキンソン病(肢体障害)の障害年金-1(事後重症)
発病からご依頼までの状況
長時間の事務作業後、指先の神経が切れたような感覚になり力が入りにくくなったYさん。単なる腱鞘炎かと思い、最初は整形外科を受診したとのことでした。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
当初、パーキンソン病とは判らず症状が改善しないまま、何か月かの通院後、神経内科への転院となりました。当センターで初期症状との関連性を慎重に精査するとともに医療機関へのコメント文を作成。最初の整形外科にて、無事初診日証明を取得することができました。
診断書作成のサポート
パーキンソン病の場合、薬が上手く効かなかったり、効いたとしても時間がかかったりするという、いわゆるウェアリングオフが度々起こります。主治医の先生に、それが原因で日常生活や仕事上での制限を余儀なくされていることをしっかりと診断書へ記載してもらえるよう細心の注意を図りました。
申立書の作成
ご本人から生活状況と現在までの治療経過のヒアリングを実施。多くの資料のなかから症状にかかわるエピソードを中心に要点をまとめ、年金審査の際、診断書では伝えきれない重要ポイントを詳細に記述した申立書を作成しました。
審査結果
診断書の数値にはやや不安な点もありましたが、無事に障害厚生年金3級に認定され年間約80万円の支給が決定しました。
初診日の特定から診断書作成まで全体的に難しいケースでしたが、ご本人からの詳細なエピソード提供とそれを的確に診断書に反映していただいた主治医の先生のおかげで難しい案件にもかかわらず受給につながったケースです。