網膜色素変性症の障害年金(遡及請求)
発病からご依頼までの状況
4年ほど前から夜間、目が見えにくくなっているような感じになる。症状が次第に進行しているのか、車の運転が怖く感じるようになってくる。単純に視力が落ちたのかと思い、コンタクトレンズの作成のため眼科を訪れ検査をした際、病気のことを教えられ、自分の症状で障害年金が申請できるのか知りたく、当センターへのご来所となりました。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
通常の視力検査を行っていたため、どの時点で対象の病気を指摘されたのかを医療機関とのやり取りの中から注意深く確認し、無事、初診日の特定を行うことができました。
診断書作成のサポート
網膜色素変性症の場合、視野の検査数値と検査指標が非常に重要になってくるため、診断書の検査数値にもれのないよう十分に留意していただくよう、お願いの文書を作成し、現状を的確に反映した診断書を作成してもらうことに注力しました。また、遡及請求であったため、2枚の診断書が必要でしたが、本来の障害認定日時点での検査結果がなく、難しい案件でしたが、医療機関とのやりとりの中から的確に対象となりそうな検査日付の指定を行い、遡及請求が十分に可能な診断書を作成していただきました。
申立書の作成
本人から日常生活状況のヒアリングを実施し、年金審査の際、診断書では伝えきれない重要ポイントを詳細に記述し作成しました。
審査結果
一部加給年金の要件などについて照会事項が入りやや時間がかかりましたが、提出後2か月程で3年間の遡及分も含め障害基礎年金2級に認定され、初回分として約360万円、以後年間約120万円の受給につながりました。
眼の難病などが障害年金の対象になることはあまり知られていないようです。少しでも気になる症状や病名がある方は、早めに専門家へのご相談をお勧めいたします。