アルツハイマー病の障害年金-1(事後重症)
発病からご依頼までの状況
5年程前から物忘れの多さを自覚。会社で指示されたことや重要な会合の日程を忘れてしまったりすることもしばしばあった。
こまめにメモをとるなど対応をしていたが症状の改善はみられず、同僚や上司からも物忘れの多さを指摘されるようになった。
心配した家族の方が年金の申請ができないかとのことで当センターへご来所されました。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
初回のご相談時にうかがった医療機関にてカルテの所在を確認。遠方であったため当方より事情を説明し、郵送での対応にてご家族の物理的な負担を軽減し、スムーズに初診日証明を取得しました。
診断書作成のサポート
認知機能障害による具体的なエピソードや日常生活上での状態を主治医にしっかりと伝えることができるよう、ご家族の方から聞き取りをしっかりと行い、参考資料を作成。重要項目への注意書きとともに、現状を的確に反映した診断書を作成してもらうことに注力しました。
申立書の作成
ご本人の認知機能に障害があるため、作成にあたってはご家族の全面的な協力をいただきました。主に親族の方から日常生活状況のヒアリングを実施し、物忘れを起因とするさまざまな日常生活でのエピソード、他人との意思疎通の困難さを中心に、年金審査の際、診断書では伝えきれない重要ポイントを詳細に記述し作成しました。
審査結果
提出後3カ月弱で障害厚生年金1級に認定され、加給分を含め年間約320万円の受給につながりました。