僧房弁閉鎖不全症の障害年金(事後重症)
発病からご依頼までの状況
仕事から帰宅後、吐き気やのどの痛みなどの体調不良があり、救急医療機関を受診。検査入院の結果、心臓弁の異常を指摘されて紹介状をだされました。ご本人は体調不良もあり、ご自分での手続きが難しい状況のため相談会へのご来場となりました。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
別疾患で医療機関を受診した際、心臓に関する指摘を受けていたため、当初はこちらでの受診を初診日として進める予定でしたが、審査の過程で見直しが入り、体調不良を自覚し受診された直近の病院で初診日証明を取得することになりました。
診断書作成のサポート
診断書作成上重要なポイントである各種所見や検査等の記入漏れがないよう、記載にあたってのお願い文書を作成し、記載不備による審査の遅延がないよう注意を払いました。また、審査の過程で現症日や検査日などの重要な項目について確認事項が入りましたが当方で速やかに対応しました。
申立書の作成
当初別疾患で医療機関を受診した際に異常の指摘を受けた経緯と、実際の体調不良を訴えたころの経緯を丁寧にヒアリングし、先天疾患や既往症などがないことを慎重に確認し、審査の過程で初診日に関する疑義が発生しないよう細心の注意を払い作成しました。
審査結果
書類提出後、約2か月で障害厚生年金3級に認定され年間約58万円の支給となりました。心臓疾患の場合、幼少時の既往症などで初診日が20歳前になるケースもあり、人工弁やICDの装着イコール障害年金の受給とはならない場合もありますので、注意が必要です。