脳出血の障害年金-1(遡及請求)
発病からご依頼までの状況
突然の頭痛と意識障害を起こし、すぐに救急搬送され検査を受けた結果、脳出血であることがわかり血腫除去手術を行う。術後、リハビリが行われましたが、上半身を中心に重度の麻痺が残りました。
その後、障害年金制度を知り、一度ご家族の方が申請されたのですが、手続きが複雑なため途中で断念してしまいました。ご来所の時は、手続きを断念してから既に1年以上経過した状態で本当に障害年金がもらえるのか、なかば諦めかけているような状況でした。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
初診日は救急搬送された病院でしたが、すぐに転院していたため、転院先の医療機関にて診断書作成と合わせて初診日の証明を行いました。
診断書作成のサポート
当初、診断書の作成は既に済んでいたのですが、点検した結果、診断書の一部に記入もれがありました。また、複数の診断書を作成する必要があるケースだったのですが、一部抜け落ちている期間があったためそのままでは審査に通らない難しい状態でした。そこで、当センターが審査機関と医療機関双方へ連絡協議し、診断書の一部に特別な内容を記載してもらうことにより、この問題をクリアすることができ、無事、審査に通る状態に仕上げることができました。
出来上がった診断書は非常に詳細な記述がされたものであり、当初予想していた以上の完璧な内容のものに仕上げていただきました。
申立書の作成
ご本人およびご家族から日常生活状況のヒアリングを実施し、年金審査の際、診断書では伝えきれない重要ポイントを詳細に記述しました。また共済年金特有の書類作成、障害基礎年金の請求関係書類の作成なども滞りなく行い、スムーズに審査が進むように各種申請書類の整備を行いました。
審査結果
書類提出後、3カ月ほどで障害共済年金2級に認定され、5年間分の遡及分として障害共済年金から初回約410万円、以降年間約120万円、同じく障害基礎年金より初回約680万円、以降年間約100万円の受給となりました。