交通事故が原因の20年近く前の初診日を特定し、人工関節置換で障害厚生年金3級に認定されたケース
人工関節の障害年金(事後重症)
発病からご依頼までの状況
20年ほど前に交通事故に遭い大腿骨を負傷。その後、数年間普通の生活を送っていたところ、ある日突然足に痛みが走る。診察の結果、事故の後遺症による軟骨減少が原因と判明。長い通院期間を経て人工関節を挿入に至る。初診日が古く、事故の相手方もわからないため、ご自分での手続きに不安があるとのことでした。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
初診日は20年近く前で通常はカルテもなく、証明書は取得できないケースがほとんどなのですが、当センターから丁寧に病院へ何度かの照会確認をした結果、カルテがあることが判明し無事初診日の特定をすることができました。
診断書作成のサポート
記入漏れによる審査の遅延のないよう、作成にあたり書面による主治医の先生へお願い事項を作成いたしました。
申立書の作成
ご本人から日常生活状況のヒアリングを実施し、年金審査の際、診断書では伝えきれない重要ポイントを詳細に記述しました。交通事故であったため、第三者行為事故状況届などの重要書類もしっかりとヒアリング作成し事故証明書がない点も問題のないよう対処しました。
審査結果
書類提出後、当時のレントゲンフィルムの提出等何度か照会事項が入り、審査決定まで10カ月近くかかり非常に大変でした。最終的には無事に障害厚生年金3級に認定され年間約58万円の受給につながりました。
交通事故が原因の場合でも諸要件を満たせば障害年金はもらえます。実際には自動車保険等の保険請求や示談などが絡むこともあり、請求をしていない人が多くいると思われます。過去の事故で後遺症が残っている人には、是非無料相談をご利用いただければと思います。