脳梗塞の障害年金-2(事後重症)
発病からご依頼までの状況
ある日突然、脳梗塞を発症して自宅で倒れ、左半身麻痺となってしまいましあた。
その後半年ほどリハビリをするものの、高次脳機能障害もあるためリハビリも困難だったとのこと。現在は自宅にいるもののご自身でベッドから体を起こすことや立ち上がることが出来ず、訪問看護を受けているとのことでした。
ご本人はほぼ寝たきりの状態のため、ご家族の方が相談にいらっしゃいました。お越しいただいたご家族は、仕事が忙しいこともあり、障害年金を受け取ることができる見込みがないようであれば、請求手続きをしなくていいと思っていらっしゃいました。
どの程度の障害であれば障害年金を受給できるのか、受給できる見込みがあるのかどうかを知りたいとのことでした。
現在の症状を伺ったところ、障害年金を受給できる可能性が十分にあったためその旨をお話しし、一緒に手続きを進めていくこととなりました。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
ご相談いただいた現時点で初診から4年程しか経っていなかったため、スムーズに取得出来ました。
診断書作成のサポート
障害年金専用の診断書の作成にあたり、現在リハビリに通っている病院で診断書の作成が出来るかどうかを確認していただいたところ、通所リハビリなので診断書の作成は出来ないとのことでした。
リハビリに通っている病院とは別に、定期的に通院をしている医療機関もあるとのことでしたが、そちらでは糖尿病の治療が主であり、脳梗塞の経緯等は詳しくない為障害年金の診断書作成は出来ないのではないかとご家族は心配されていました。
医療機関に作成の可否を聞いていただいたところ、どのような診断書なのか内容を確認したいとのことでした。事前に診断書を手配し内容を確認していただいたところ、作成可能性もとの回答をいただきました。
急ぎ診断書作成のための書類を作成し、ご本人を通じて障害年金の診断書作成を依頼していただきました。
主治医の先生のご尽力にもあり、現在の状態を詳しく記載した診断書の作成をしていただいきました。一部、今回の障害年金請求に関し、直接因果関係のない記載があったため主治医の先生に相談したところ、速やかに適切な対応をいただき、万全の内容の診断書を作成していただきました。
申立書の作成
現在の状況は詳しく伺っていましたが、リハビリの期間の状況や転院の日付等については詳細を伺っていなかったので、お電話にてご家族より詳しく伺いました。また、入院や転院の日時もしっかりと記録を保存していらっしゃったので教えていただき、これらの内容も含め要点を整理した申立書を作成しました。
審査結果
書類提出から2カ月ほどで、障害基礎年金1級に認定され、
年間約120万円の受給が決定しました。