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筋萎縮性側索硬化症(ALS)の障害年金-2(認定日請求)

発病からご依頼までの状況

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平成26年頃から身体に力が入らなくなることを感じていたところ、次第に息切れが激しくなり長い距離を歩くこと・階段の昇り降り等が困難になった。

足のこむら返りも頻発し、お腹を出すような歩き方を指摘されたため医療機関を受診。

詳しい検査の結果筋萎縮性側索硬化症(ALS)との診断を受け、徐々に歩くことや座っていることも困難になっていったとのことでした。

現在はほぼ寝たきりの状態であり、2週間ごとにレスパイト入院・自宅での静養を繰り返している状態。

ご本人は寝たきりで動けず、ご主人も仕事が忙しいので手続きが難しいとのことで、保健師さんのお力添えをいただき、障害年金の手続き代行のご依頼をいただきました。(通常は面談にお越しいただきますが、今回はこちらからご自宅を訪問させていただきました。)

 

 

ご依頼からの状況

初診日証明の取得サポート

ご依頼者は症状が芳しくなかった為、極力早く作成いただけるよう、窓口の担当の方を通して主治医にお願いしていただきました。

 

診断書作成のサポート

筋萎縮性側索硬化症(ALS)で障害年金の請求を行う場合、肢体障害用の診断書を使用しますが、現在の症状をしっかり反映して頂くことは勿論、診断書を作成いただいた後に訂正等で時間がかからないよう、記入漏れが多い箇所、必ずご記載いただきたい箇所等が分かりやすいような参考資料を作成しました。

ご依頼者がレスパイト入院中でしたので入院先へ出向き、診断書作成のための資料をご本人にお渡しし、その書類をご本人から主治医に渡していただきました。

 

申立書の作成

初回のご自宅訪問時にお話をした際、病歴等について詳しく伺い、その後、診断書作成のための資料をお渡しするために病院へ行った際にも現在の症状等について再度確認をし、その内容を詳しく記載しました。

 

審査結果

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書類提出から1ヶ月半程で障害基礎年金1級の受給が決定し、年間937,000円の受給につながりました。筋萎縮性側索硬化症(ALS)で障害年金の請求をする場合、初診日の頃は症状

が認定基準に該当しないような場合でも、途中から急激に症状が進行するケースも多く、初診日の特定から診断書の作成を手際よく進めていかないと、手続きが途中で頓挫してしまうことも想定されます。

筋萎縮性側索硬化症(ALS)を含め難病全般に言えることですが、初診日の特定が難しいケースが多いため、気になる症状がある場合には早めに医療機関を受診し、難病なのか、それ以外の病気なのかを早めに確定させることが障害年金の早期受給へのポイントといえます。