強皮症(肢体障害)の障害年金(遡及請求)
発病からご依頼までの状況
最初は朝晩の家事を行うときに両手の指先にしびれが出始め、次第にそのしびれが1日中続くようになる。さらに症状が進み、しびれから指関節全般への痛み、全身の筋肉の痛みと皮膚硬化が出始め、ご自身での申請は難しくご友人のお力を介してのご相談となりました。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
難病の場合、最初から難病の診断が下ることはほとんどなく、なんらかの身体不調を訴えて医療機関を受診するケースがほとんどです。今回も最初に症状が出始めた医療機関を慎重に確認し、正確な初診日の特定を行いました。
診断書作成のサポート
既に診断書の作成がされていたのですが、身体障害者手帳との整合性や日常生活動作の内容にご本人の現実の状態とやや食い違いがありました。主治医の先生へ書面により実際の状況を再度確認していただくため、お願い事項を作成いたしました。
申立書の作成
ご本人から日常生活状況のヒアリングを実施し、年金審査の際、診断書では伝わりにくい具体的な身体症状や重要ポイントを詳細に記述。特に、強皮症特有の日常生活上の身体への負担や生活状況への影響に十分に留意し、詳細な申立書を作成しました。
審査結果
書類提出後、主治医の先生の丁寧な診断書作成のお蔭で順調に審査が進み、遡及分も認められ無事に障害厚生年金3級に認定され、初回分として約120万円、以降年間約58万円の支給となりました。
難病の場合、症状的に申請が難しいケースが多いのですが、相談者様が早い段階から専門家に依頼してくださったおかげでスムーズに審査が進んだケースの一つといえます。