分娩麻痺(肢体障害)の障害年金(事後重症)
発病からご依頼までの状況
生後6か月健診の際に左手足に異常を指摘され、分娩麻痺と診断される。幼少時代より着替え・通学等において制限が多かった。現在でも左手の握力はなく、指もほとんど使えない。左足も不自由であり不便を強いられている。出生の頃からのことであり、手続きに不安があるため当センターに来所。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
20歳前に幾つかの医療機関を受診していたのですが、いずれもカルテはなく初診日証明の取得は困難な状況でした。しかしながら、障害者手帳を所持していたため状況を確認したところ、障害者手帳作成時の資料より初診の経緯を確認することができました。
診断書作成のサポート
診断書作成にあたり、成人後医療機関を受診していなかったため、まずは医療機関での受診をお願いするとともに、診断書作成にあたり重要事項の記載もれのないようお願い書類を作成いたしました。
できあがった診断書の一部にご本人からのヒアリングと相違事項があったため、医療機関へ相談し、適切な内容へと変更していただきました。
申立書の作成
出生時からの状況をご本人から詳しくヒアリングし、診断書上では表現しきれない細かなニュアンスが伝わるよう文書を作成しました。身体の動作状況としては2級が微妙な状態であったためとくに診断書との整合性に注意し、認定基準に少しでも近づけるよう苦心しました。
審査結果
書類提出後、約2か月にて無事障害基礎年金2級に認定され、加給分を含めて年間約120万円の受給につながりました。