脊髄小脳変性症(肢体障害)の障害年金-1(認定日請求)
発病からご依頼までの状況
4年程前から平衡感覚に異常を感じ、次第にふらつくような症状が出始める。ちょっとした段差をまたぐ際にもつまずくようになり、最初は疲労からくるものと思っていたが2年後にはめまいや吐き気の症状も出始めたため不安を感じ、かかりつけの主治医に相談。
その後難病であることがわかり、ご自身一人での申請は困難なため、当センターへ来所されました。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
当初は単なるふらつきであったため、平衡感覚異常かと思い耳鼻科にかかったとのことでした。診断書作成の診療科とは違いましたが、最初の身体症状が現れた耳鼻科で証明書を取得することができました。
診断書作成のサポート
脊髄小脳変性症の特長である身体の麻痺状況と日常生活上における動作の制限事項を診断書にしっかりと落とし込むため、事前のヒアリングに基づき書面により主治医の先生へお願い事項を作成しました。また、診断書作成後も本人から事前に伺っていた身体の状態とズレがないかチェックを行い、記入漏れの箇所については当方より医療機関へ追記の依頼をおこないました。
申立書の作成
ご本人から日常生活状況のヒアリングを実施し、年金審査の際、診断書では伝えきれない重要ポイントを詳細に記述、具体的な数値として表れにくい麻痺の日常生活上の動作への影響を的確に反映した詳細な申立書を作成しました。
審査結果
受付から約3か月で無事に障害厚生年金2級に認定され、年間約220万円が支給されることとなりました。身体麻痺を伴う障害年金の請求は本人が感じている身体の状態と診断書の内容が必ずしも一致していないケースも見受けらます。外部の専門家を活用し、主治医の先生へ症状が的確に伝わるような事前準備をしっかり行ったことがスムーズな受給へとつながったケースです。