医師との連携と家族の支援内容を重視して頚髄損傷で障害厚生年金2級に認定され、年間約200万円を受給したケース
頚髄損傷の障害年金(事後重症)
1.発病からご依頼までの状況
ご相談者様は、頚髄損傷を発症してから約2年が経過した時点で当事務所にご相談いただきました。事故後、細かい手作業が著しく困難となり、ペットボトルの蓋を開けたり、紐を結んだりといった日常的な動作にも支障をきたしていました。
食事の際は特殊な箸を使用する必要があり、着替えの際にも家族の手助けを必要としていました。特に、ボタンを自力で留めることができず、ズボンも自分で上げられないため、座った状態で履き、家族に上げてもらう状況でした。
そうした日常生活への大きな支障から、生活費を補い、少しでも経済的な負担を軽減したいという目的で障害年金の申請を希望されました。
2.ご依頼からの状況
ご相談者様の初診医療機関ではカルテが適切に保管されており、受診状況等証明書や診断書の取得は非常にスムーズに進みました。当事務所では、障害年金申請におけるポイントを整理し、初診日証明書類の確認を丁寧に行いました。
医師に対しては、相談者が抱えている日常生活上の具体的な支障を細かくリストアップし、主治医に実際の日々の状況が適切に伝わるよう配慮しました。たとえば「ペットボトルの蓋を開けられない」「着替えに介助が必要」といった具体的な事例を提示し、記載内容の正確性を高める工夫をしました。不十分な記載が見られた場合には、速やかに追加記載や修正依頼を行い、審査機関に障害の実態が正確に伝わるよう努めました。
また、病歴・就労状況等申立書では、発症から現在に至るまでの経過を時系列で整理し、特に事故直後から現在までの日常生活の変化と支障の度合いを明確に記載しました。さらに、ご家族へのインタビューを実施し、食事や着替えなどに関する具体的な支援内容を補足情報として取りまとめ、申請書類に添付しました。
これらの細やかなサポートにより、申請書類全体の整合性を確保することができました。
3.審査結果
障害年金の申請書類一式の提出後、約4か月で申請は無事に認められ、障害厚生年金2級の認定を受けることができました。年間の受給額は約200万円となり、相談者からは「経済的に安心できた」との感想をいただいています。現在は、家族の支援を受けながら、安定した生活を送られています。


