がん(子宮頚がん)の障害年金-1(認定日請求)
発病からご依頼までの状況
不正出血が数日間続いたため、心配になり婦人科を受診。精密検査の結果子宮頸がんの疑いを指摘されたため、さらに精密検査を進めていったところ悪性の腫瘍が認められたため、子宮摘出手術により切除を行いました。
経過は良好でしたが術後の影響からホルモンバランスが崩れ、不眠やのぼせ、易疲労など更年期のような症状が続き、通常の仕事ができない状況のため、障害年金がもらえるのかどうかとのことでご相談をいただきました。
ご依頼からの状況
初診日証明の取得サポート
がんの場合、既存のがんがあるかどうかで初診日に影響を及ぼす場合があります。そこで、ご本人からの過去の既往症や治療状況などを慎重に確認し、正確な初診日の特定を行いました。
診断書作成のサポート
診断書の作成にあたり、既往症との関連性、がん治療の影響による具体的な身体症状などをしっかりと診断書に落とし込んでいただくため、書面による主治医の先生へお願い事項を作成いたしました。
申立書の作成
ご本人から日常生活状況のヒアリングを実施し、年金審査の際、診断書では伝わりにくい具体的な身体症状や重要ポイントを詳細に記述。特に、治療方法による身体への負担や既往症との関連には十分に留意し、詳細な申立書を作成しました。
審査結果
書類提出後、予想通り初診日に関して既往症との因果関係を問う照会が入りましたが、当方が適切な応対説明を行い、無事に障害厚生年金3級に認定され年間約58万円の支給が決定しました。
がんの場合、申請が難しいケースも多いのですが、相談者様が早い段階から専門家に依頼してくださったおかげで比較的スムーズに審査が進んだケースの一つといえます。