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不眠、吐気、頭痛の症状を機にクリニックを受診。一時的に症状軽減後、出産を機に症状が再燃したため障害年金の申請をし、ADHD、自閉症スペクトラムにより障害厚生年金2級に認定されたケース

ADHD、自閉症スペクトラム障害の障害年金(事後重症)

1.発病からご依頼までの状況

初めて症状が出たのは仕事をされている頃であり、不眠、吐気、頭痛などの症状に悩まされ近くのクリニックを受診されました。その後、症状は一度落ち着いたものの、出産を機に再度症状が出現してしまったとのことでした。

現在は些細なことでもパニックになってしまい子育てや普通に家事をすることが難しいため、実家の近くに引っ越しご両親に子育てや家事を協力してもらっているとのことでした。

2.ご依頼からの状況

2-1 初診日証明の取得サポート

初診から8年程経っていたため、初診日の証明書作成が出来るかどうか心配な状況でありました。

通常、カルテの保存は5年のため、初診から年月が経っているケースについては、案件に応じてで初診の特定を行っていくことが必要とされます。

幸いにも今回のケースでは、病院にカルテが残っていたためスムーズに受診状況等証明書を取得することができました。

2-2 診断書作成のサポート

診察時間が短いため、主治医に現在の症状が上手く伝わっていないかもしれないと心配されていました。こうした不安を少しでも和らげるため、診断書作成を依頼する際にご相談時に伺った症状を書面にし、参照資料として一緒に渡して頂きました。

後日、主治医に渡して頂いた参照資料を確認していなかったと連絡を頂きましたので、その書面のコピーをご依頼者にお送りし記載内容を確認頂きました。

出来上がった診断書を確認したところ追記が必要な箇所があったため、弊所から病院に連絡を取り速やかに対応して頂きました。

2-3 申立書の作成

ADHDや自閉症スペクトラム障害等の発達障害で障害年金の申請をする場合、初診日が成人以降であっても、知的障害の場合と同じように出生時からのエピソードを記載する必要があります。

初回面談の際には幼少期のエピソードは詳しく伺っていなかったため、追加資料として幼少期のエピソードを書面で送って頂きました。そちらに加えて電話でも何点かご質問や確認をして、少しずつ申立書を完成させていきました。

3.審査結果

障害年金の申請書類一式を提出してから4か月程度で障害厚生年金2級に認定され家族の加算分も含めて年間約150万円の受給につながりました。