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倦怠感や口の渇き等を自覚するようになってから数か月後、糖尿病と診断される。その数年後、人工透析療法の導入により、障害基礎年金2級に認定されたケース

慢性腎不全による障害年金(事後重症)

1.発病からご依頼までの状況

倦怠感や口の渇き等を自覚するようになってから数か月後、別疾患で通院中であったクリニックにて血液検査を受けたところ、血糖値が上昇しているとの指摘を受けました。

精査の結果、糖尿病と診断され、投薬治療、食事療法、運動療法を開始しました。

忙しさのため、通院、服薬が不規則になってしまったこともあり、血糖値のコントロールが上手くいかず、数年後には軽度の糖尿病性腎症と診断されました。

その後も通院の中断期間があり、めまい、息苦しさ等の症状を訴え救急搬送された頃にはかなり症状が進行しており、血液透析の導入が必要な状態でした。

人工透析導入後は、維持透析のため週3回通院するようになりました。

通院先にて障害年金を受け取れる可能性があると聞き、ネットで調べたところ近所に当センターがあることを知り、来所されました。

無料相談の結果、障害年金の手続きを依頼したいとのご希望があり、サポートの運びとなりました。

2.ご依頼からの状況

2-1 初診日証明の取得サポート

通常、糖尿病を初診日とした人工透析導入の場合、初診日が10年以上前のケースも多く、症状が該当していても初診日の証明がなかなか出来ず、無理に申請を進めて不支給になったり、審査に時間がかかったりするケースも少なくありません。今回のケースでは、幸い初診の医療機関にカルテが保管されていたため、スムーズに取得することができました。

2-2 診断書作成のサポート

医療機関への診断書作成依頼にあたっては、ご本人様よりヒアリングした内容をもとに作成した参照資料を診断書に添付し、受診の際にご本人様より主治医にお渡し頂きました。

2-3 申立書の作成

初回面談前にお送りしていた、受診状況と日常生活状況に関するシートを詳細にご記入頂いており、面談の際には日常生活状況についてのヒアリングを丁寧に行っていたため、スムーズに仕上げることが出来ました。

作成にあたっては、医療機関により作成された診断書との整合性にも注意しながら、丁寧に仕上げました。

3.審査結果

障害年金の申請書類一式を提出してからおよそ2か月で障害基礎年金2級に認定され、年間約78万円の受給につながりました。